実力あるスペシャリストを育成する蔵工
学校概要
創立100年を迎えた都立工業系高校を代表する学校。これまでに産業界を担う多くの人材を輩出。
全・定併置校で全日制課程には、機械科、電気科、建築科、設備工業科の4科を設置。定時制課程には、設備工学科を設置し、それぞれの専門的知識、技能を身に付けるための実習を中心とした実践的な授業を展開しています。産業界における技術革新やDXを推進し、先端技術分野の学習、ITとものづくりを融合した学習など、学習の強化を図り、これからのものづくり産業界が求める技術革新に対応できる人材を育成しています。
取り組みの紹介
東京都立蔵前工科高等学校 機械科
本校機械科は、令和5年度入学生より、「機械コース」、「ロボティクスコース」のコース制が導入されました。
1年生は、機械・ロボットについて、基礎的な学習からはじめ、2年生以降コースが分かれます。
「機械コース」は、2年生以降、人々の暮らしを支える産業の機械や材料について学びます。ものつくりに必要な設計・製図・製作・制御の技術を、実習・座学を通して身につけます。
「ロボティクスコース」は、2年生以降、一人1台の教育用ロボットから、産業用ロボットなどを活用してロボットの機構や制御について学び、ロボットシステムインテグレータと呼ばれるシステムエンジニアを目指します。卒業時にはロボット安全特別教育修了証の発行ができるように準備しているところです。
設備工業科について
設備工業科は、建築物に必要な、空調設備(空気を浄化(清浄、換気)・温度・湿度・流量(気流)の調整)、衛生設備(給水・排水・ガス設備…)、防災設備(消火・警報設備…)等を学びます。これらの設備は、私たちの生活を快適で安全なものにするために不可欠です。
本科には、「幅広い内容を学べる」という特色があります。これは、さまざまな設備を学ぶうえで、建築・機械・電気などの幅広い知識が必要になるためです。並行して建築物の構造や、関連する法律や規制を学び、安全性と耐久性について理解を深めます。そして、設計図や施工図を作成するための製図技術を身に付けます。また、効率的な作業進行につながる計画立案や管理方法を学びます。そして、3学年では学んだ知識を活かして、自分自身の設計プロジェクトを完成させます。
これらの学習を通じて幅広い知識と技術を身につけ、社会に貢献する設備エンジニアとして成長します。