高圧炎で鉄を精密に立体切断します
会社概要
1969年創業。「極厚鋼板精密溶断」という技術を持つ、極厚鋼板の専門店です。
高圧炎で板厚300mmなどの極厚鋼板を数ミリの精度で様々な形状に精密に切断して提供いたします。機械部品や設備部品の材料としてご好評いただいております。
製品情報・技術の紹介
極厚鋼板精密溶断
鋼板の上面のフチにガスバーナーの炎を上から垂直に当てて真っ赤に熱して、炎の中央で収束させた高圧の酸素をそこに吹き付けると、その部分だけ鉄が燃焼して垂直に一筋溶けてなくなります。この燃焼反応が途切れないように炎を進めていくことで、糸ノコのように鉄を切っていくことができます。これがいわゆる「溶断」という技術です。弊社では「極厚鋼板」の「精密溶断」を強みとしており、材料に応じて炎の角度や火力、スピードなどをオペレーターが精密に調整して、熱による鉄の伸び縮みも予測しながら、どこからどのように切っていくかを考えて切断面の平滑度と寸法精度を良好に保ちながら切断します。板厚が厚くなるほど難易度が上がります。
精密溶断品の用途について
極厚溶断品の主な用途としては、クレーンやプレス機など大きな力のかかる機械の部品や、製鉄所や発電所の設備部材のように力や高熱に耐える必要のあるものが挙げられます。溶断したものを機械加工で削って最終形状にすることが多いですが、コンマ台の精度を求めない箇所については溶断の切断面をそのまま使用して、コストや納期を抑えるケースも少なくありません。